民を捨てた霞ヶ関

水際大作戦も失敗に終わり、国内感染者数が838人となり、更に感染者は増加傾向にある。

 

感染拡大を防ぐための対策など政府の基本方針を取りまとめる緊急の専門家会議が24日午前、厚生労働省で始まりましたが…すでに「時遅し!」となっております。

 

政府の場当たり的な対応が、感染を拡大させたことは間違いない。危機管理とは、さまざまな事案を想定した対策プランをいくつか考えることにより、万が一、危機が発生したとしても最小限に食い止めることに繋がる。

 

しかし、今までの政府の対応をみていると、楽観論ばかりで、やってはならない対応「間違った対応の見本」ばかりを行なっている。多分、政府の危機管理室は全く機能していないのかもしれない。専門家は「この1〜2週間が瀬戸際」と言っているが、その具体的な根拠はない。

 

感染が広がった理由としては、以下の理由が挙げられる。

 

1.武漢に滞在する日本人を、何の検査もせずに国内に入れてしまった。

 

2.外交上の理由から、中国政府に対し忖度し、情報を隠蔽していた。

 

3.正確な情報を取る事なく、次々と出てくる情報に飜弄され続けている。

 

4.早い段階で感染情報を知っていた武漢に住む邦人や中国人が日本に入国していた。(この時点で、感染していた人がいた可能性は十分に考えられる。)

 

5.検査体制が不十分である。検査に一定の条件を定め、感染の疑いがある人であっても検査が受けられない。

 

兎に角、「指揮官が無能だと」こうなるわけで、もはや日本は「KHAOS」状態。これから、潜在的な感染者が増え続け、武漢の二の舞いになるどころか、武漢を超える勢いで感染者が増える可能性はある。

 

政府は、全ての情報を国民に伝える必要がある。都合の悪い情報を隠蔽する。(臭い物には蓋をする)そんな悪い体質が感染を広めた。