政府による国内感染者数の隠蔽

ついに、新型コロナの国内感染の広がりが明白になってしまった。日本人の感染者が新たに4人増えた。このうち死亡者が1人出たことが発表されたが、いずれも中国の渡航歴や中国人との接点がなかったらしい。更に、沖縄、和歌山などで新たに感染者が出て、国内での感染者数は338人となり、中国に続き2番目となった。

 

しかし、これはあくまで氷山の一角であり、すでに、誰から感染したかが辿れなくなっており、水面下では日本在住者の間での感染がかなりの規模で広がっていると思われる。

 

以前より、「中国人、中国渡航者を止める水際作戦は意味がない」「それよりもすでに国内感染が進んでいることを前提に、検査や治療体制を整えるべきだ」と指摘され、多くの専門家が「フェイズが変わった」「国内感染本格化の兆し」と明言している。

 

しかし、我が国の優秀な大臣は「国内で流行しているという疫学的な情報は集まっていない」などと、国内感染の広がりを否定し続け、更に「国内で流行、まん延している状態ではないという従来の見解を変更する根拠はない」などと、根拠のない理由をつけている。