世界規模のパンデミック

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎は、人から人への感染も確認され、感染者数は瞬く間に2003年のSARS重症急性呼吸器症候群)の全世界感染者数(8096人)を上回り24500人を超えた。世界規模のパンデミックとなった。

 

 米メディアなどでは、現地の病源体研究機関(武漢病毒研究所)から漏れた「中国の生物兵器」とする指摘や疑念も提示されているが、現段階では定かではない。しかし、「1979年に、旧ソビエト連邦・スべルドロフスクの生物兵器研究所から炭疽菌が漏れて、多くの市民が死亡した事件は有名は有名である。

 

 武漢は1月23日から都市封鎖されているが、春節移動はその3週間前からすでに始まっており、1月23日以前に500万人が武漢を離れ、日本には約1万人が入国している。

 

 ウィルスが感染すれば、6.2日ごとに倍増すると見られ、4月〜5月頃にピークになるという。例えば、武漢から日本に入国した1万人の0.1%の10人が感染していたとすれば、一週間後には20人となる。それを倍々で計算すると、3月には160人、4月には1280人、5月には20480人となる可能性がある。