iPS細胞研究所の山中伸弥教授の意見

コロナウィルスの感染者数や感染死亡者数を、季節性のインフルエンザの感染者数や感染死亡者数と比較して、「インフルエンザに比べると、そんなに恐れる事はない」と言っている愚かな専門家が未だにいる事に驚きます。

 

京都大学iPS細胞研究所山中伸弥教授は、「季節性インフルエンザが原因で亡くなる方は、もともと他の病気で入院されていた方が、インフルエンザをきっかけに細菌性肺炎を併発するなどして亡くなる事例が多いです。この場合、病気の進行が比較的緩やかで延命措置が必要な患者が集中する事態にはならず、人工呼吸器が足りなくなることはほぼありません。

 

ところが新型コロナウイルスは、普通に元気だった人が一気に肺炎になり重症化する恐れがあります。そうなると人工呼吸器が足りなくなり、どの患者を生かすかの選択を迫られる事態も生じます。私自身は元気で季節性インフルエンザになっても死ぬリスクはまず無いと思っています。ところが新型コロナだと数%の死のリスクが生じる。20代、30代でも感染すると500人に1人は亡くなると報告されています」と言っていました。

 

感染が拡大する以前は、多くの専門家は、何の根拠もなく、「重症化する多く人は高齢者であり、それ以外は比較的軽症で済む」と言っていたが、それは大きな間違いであったわけです。こうした専門家の安易な発言を鵜呑みにした人達が、自粛することなく徘徊する事で感染を拡大させた。これも感染拡大の一つの要因である事は間違いないと思っております。