伊藤詩織さんBBCドキュメンタリー
日本の秘密の恥
映像でも語られているように、山口氏が安倍総理の伝記作家であることから、安倍総理に近い存在である事から、政治的な働きかけがあったとしても不思議ではない。
また、山口氏の発言によると、詩織さんの意識はあったと断言し、全ての事についても完全な同意を得たとしている。
日本の法律における強姦罪の構成要件としては、「姦淫」を目的として暴行・脅迫を開始した時点で強姦罪の実行に着手したとみなされ、男性器の一部でも女性器に挿入することで既遂とみなされます。
また、どの程度の暴行・脅迫が必要かというと、「抵抗が著しく困難」な程度の暴行・脅迫とされています。ここでいう暴行は、被害者の女性を押さえつけたり、縛りつけたり、殴って脅したりすることで相手からの抵抗を奪うこと。
一方で、暴行や脅迫を用いていない場合でも強姦罪が成立することがあります。例えば、被害者が酔っ払っていて酩酊状態の時に姦淫したり、薬などで眠らせて姦淫することです。このような場合、暴行や脅迫を用いてはいないのですが、準強姦罪の構成要件に当てはまると思います。
山口氏の言う「完全な同意」の根拠はとは何なのだろうか。互いに飲酒をしている時点で、意識が明確とは言えない。この事から、お互いに適切な判断をする事は困難であり、正常な意識ではなかったと思われる。
従って、飲酒により明確な意識が無い状態で確実な合意を得る事は不可能であり、その状態で行為に及んだとするならば、それは「準強姦罪」として判断されたとしても致し方ないのではないかと思います。
日本において、強姦罪は親告罪となっており被害者が捜査機関に対して告訴を行わなければ公訴を提起できない罪となっています。しかし、被害を告訴するケースは多くありません。なぜなら、被害を告訴することにより…
1.復讐されるかもしれない
2.周りの人に知られてしまう
3.セカンドレイプ問題
更に、強姦は人目につかない所で行われるのが通常ですので、証拠や証人も残りにくいと言えます。
また、顔見知りの犯行でない限り、強姦されたとしても加害者の人着を明確に覚えいないため、警察は証拠不十分のため届出を受理しないことも多々あり、被害者は泣き寝入りせざるを得ない状況となり、更に被害者を生む結果となっています。
強姦罪での罰則は3年以上の有期懲役になります。有期懲役とは、最大20年間。他の犯罪を併せて行うなどにより最大30年になりますが、初犯の場合は、3年ほどで刑務所を出て来ますが、常習的な強姦魔の場合は、被害者を特定し危害を加えたり、再び強姦をするなど犯罪がエスカレートする事も考えられます。
それを回避するためには、居場所を特定される前に、住居や仕事場を変える必要性があります。
欧米では、犯罪者の間でも、どんな犯罪の中でも強姦は最低の犯罪と言われているようです。
